糖尿病の治療薬ってたくさんあって、どうして自分にこの薬が使われているかって分からない方多いと思います。今回はそんな方にちょっとでも糖尿病の治療について分かってもらえたらいいなと思い、記事を書きました。
BMI(体重kg÷身長m÷身長m)とHbA1c(血液中の余分なブドウ糖と結合した赤血球の蛋白質の一種)の値が治療薬を決めるポイントになります。
一般的な治療の流れを記載しましたので、参考にしてください。※あくまで一般的な流れです。参考程度でお願いします。
①食事・運動療法と生活指導(1~2ヵ月)
② ①頑張ったけど、HbA1cが7以上ある場合に薬の服用を考えないといけません。
BMIが24より高い→肥満の方の糖尿病にはメトホルミンなどのビグアナイド系の薬が第一選択になります。
BMIが24より低い→肥満でない方の糖尿病にはジャヌビアなどのDPP -4阻害薬が第一選択になります。
③これで血糖値が安定しない場合はDPP-4阻害薬とビグアナイド薬の併用になります。
④これでも血糖コントロールがうまく行かない場合はグリメピリドなどのSU薬(インスリン分泌促進薬)やスーグラなどのSGLT2阻害薬が使われます。
⑤ ④までで何とかコントロールしたいですが、これでダメな場合は注射を選択肢に入れないといけなくなります。この段階になると患者それぞれ治療法が異なるので、また別の記事で紹介しますね。